この品は、特別に造られた「誂え品」です。
女性がドレスを仕立てるように、男性がスーツをあつらえるように、生地を選ぶ事から始まります。
鏡の前で採寸し、仮縫へと、続くオートクチュールなのです。
生地の質感と身体にフィットするその着心地は、香りと味に置き換えられます。
お米の密度とエネルギーからくる、その上質感は皆様を非日常にお連れします。
商品情報
原材料 | 山田錦(兵庫県)35% |
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アルコール度数 | 16.0度 |
日本酒度 | |
酸度 | |
使用酵母 | |
仕込水 | 愛知と長野の県境、標高1500m山の天然水 |
取り扱い・保存について | 冷暗所 |
味わい・特徴
洋ナシやメロンなど熟した果実、仄かにスパイスのニュアンスも。
口にすると旨味のアタック、上品な酸味、繊細で心地良い苦みと続きます。
ビロードの様な滑らかさはリッチな幸福感を生みだします。
35%まで磨かれていながらの重層的に迫る味わいは、含まれるエッセンスが多い事が由来です。
何層にも重ねられた厚い層に感じます。
それは、クリアと言う単調な言葉ではなく、コンプレックス(複雑)の土台に立つ繊細さなのです。
「何処から来るのか?」
山田錦の持つポテンシャルを最大に引出した先に、このエレガントが生まれ、皆様を包み込む気品が生まれるのです。
「何をもってフラッグシップなのか?」
この1本からはそれを体感できます。
株式会社 萬乗醸造(愛知県名古屋市)
熟した果実味と、気品・優しさ・懐かしさを求めて。
「醸し人九平次」は、人がナーバスに感じる苦味や渋味、そして酸味をあえて大切にしています。
テクニックに依存せず醸された日本酒には「多種な香り」と「五味」が宿り、
それらが調和して、ナチュラルで立体的な飲み物へと形づくられていくのです。
中でも「酸」は、人間に例えるなら「背骨」です。背筋の伸びた姿勢良き姿は、美しいものです。
「様々な表情を見せる香り」と「美しいエレガントな酸」がKUHEIJIのすべての品に、根底の軸となって貫かれています。
「熟した果実味と、気品・優しさ・懐かしさ」
それは素材に敬意を払い、人間が過度にテクニカルな手を入れない先に、存在します。
置き換えると、それは、ナチュラル。それは人が普遍と感じる部分の具現なのです。